ひげのなかちゃん

ひげのなかちゃん 商品市況日々雑感

調査部会 コモディティー・ボイスネット ワーズオン ローソク足手書きチャート用紙「ラクロシュ【LaXU】 東京ゴールドフェスティバル2015
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上場前の8/7に書いたコメのレポートだ。

米相場の変動要因は何か? そんなものは他の穀物商品と同じで、ファンダメンタルズとチャート、内部要因などとなって行くのは当然の事で、不作になれば上がるのだろうし、豊作になれば下がるだろうなどは、このレポートを見ている人は全くの相場初心者じゃないのだから、言わずもがなの話。

問題は初値が幾らに付くのかであり、取引所からの出し値が発表された。その出し値はズバリ13,500円也!
ここからせりが始まり、買いが多ければまずはCB幅上限の13,800円まで上がるか、売りが多ければ13,200円まで下がって寄り付くか、のどちらかになる。

おそらく取引は2012年1月限に集中するものと思われるが、さて13,500円のコメが高いのか?安いのか?
この価格は関東産コシヒカリ(茨城県産・栃木県産・千葉県産)のものであり、しかも1月限ということは新米の価格である。今、田んぼにあるコメの価格を取引するわけだ。

コメの価格は、ブランド米の代表格である「魚沼産コシヒカリ」~「北海道産きらら397」まで価格は大きく違うが、あくまでも我々が考えなきゃいけないのは標準品である「関東産コシヒカリ」の値段。これの13,500円が高いのか?安いのか?がスタート時の判断なわけだ。
じゃあ他のコメは全然関係ないのか?と聞かれれば、受渡しは格差を付けて渡る事になるのでそうじゃないのだが、その説明はまた次回にでも廻す。

ハッキリ言うと、今スーパーに買いに行ったとした場合、1俵(60キロ)=13,500円のコメは10キロで2,250円となるわけだが、まさかそんな値段じゃ買えないだろう。キロ225円のコメなど、まず見当たるまい。

今売っているのは昨年取れたコメであり、先物取引上の概念では旧穀=古米という事になるわけだが、何たって今年は大震災の影響で東北のコメ生産高は激減の恐れがある。
さらには関東~南東北の新米は、放射能汚染が怖いという現実もある。精米すればほぼ安全なのだよ!と専門家が言ったとしても、そういう事に敏感な主婦層がどう判断するかだ。
だから現実には、現在のコメ価格は急騰中だ。問屋の買占めも起きているだろうし、関東産コシヒカリもちょっと前までの12,000円ほどから、今や18,000円辺りまで1.5倍に上昇していると言われる。

13,500円の価格は、間違いなく安過ぎる。それが2011年8月限とか、9月限とか、今の現物に呼応しているものであればだ。
だが上場するのは新米であり、我々が狙うのは2012年1月限である。それもスーパーや米屋で売っているものではなく、いわゆる卸値の価格である。要はその判断だ。

普通に考えた場合、地震や津波だけだったら、おそらく新米価格はもっと上がるだろう。原発事故さえなかったら、間違いなくそうなる。
だが現実はそうじゃないのだから、旧穀と新穀が同時に上場していたら逆ザヤ相場になっただろう。

ちなみに、かつて冷害でコメ不足が叫ばれて、タイ米などを緊急輸入したときの関東産コシヒカリは18,000円を超えていた。安い時は1万円そこそこの価格であり、近年の相場変動はざっと1万円~18,000円の間という事である。
そして今、またその高値に相場は位置している。取引所が13,500円で出すのはこれから取れるコメだが、さあ安いと思うか、高いと思うか。

相場の事ゆえこれ以上は言わない。各自の判断で、是非ともコメ市場を盛り上げてもらいたい。
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