ひげのなかちゃん

ひげのなかちゃん 商品市況日々雑感

調査部会 コモディティー・ボイスネット ワーズオン ローソク足手書きチャート用紙「ラクロシュ【LaXU】 東京ゴールドフェスティバル2015
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商品市況展望 
平成25 年3 月31 日記

うろ覚えだが、吉野家の牛丼は並で確か380 円。安全か、健康的かどうかは別にして、その
値段でも十分にうまい。学生時代にバイトでお世話になった事もあり、たまに食べたくなる。
その吉野家の牛丼じゃなくても、今どきはワンコインで十分、ちゃんとそこそこの飯は喰える。
昼飯に1,000 円以上掛けるなんていうのは、贅沢の極みだ(笑)。一般サラリーマンの昼食代な
んて、大体そんなものだろう。

だが一方で、カネは使おうと思えば幾らでも使える。ちょっと景気が上向き気味とはいえ、ま
だかつてのバブル時代みたいに銀座や六本木で札束をばらまく様な豪遊する人は“天然記念物”
だろうが(昔、顧客に奢られてその豪遊に付き合ったが、その人は一晩に250 万円を使った。
なんとクレイジーな時代だった事よ!)、それでもちょっとした名店で晩飯を喰えば、5 万や10
万円を使うのはわけない話だろう。
だが幾らカネがあったとしても、毎日毎日10 万円、月に300 万円も食い物に使えるかといえ
ば、はやり外食だと飽きるだろうから、ちょいと無理だろう。可能なのかもしれないが、当方に
はちょっと想像がつかん。普通は贅沢な食事が続けば、日本人だけに梅干しや魚の干物、味噌汁
とご飯の定番日本食が欲しくなるはず。
もっともそれらの定番日本食だって、高級品をお取り寄せすれば、梅干し1 個500 円、魚の
干物1 枚2,000 円、味噌や豆腐、コメも天日ぼしのコシヒカリとかこだわれば、吉野家の牛丼
の10 日分くらいは一食で簡単に吹っ飛ぶ。“美味しんぼ”の魯山人の世界だな。

そうは言っても、そういう風に使うカネにはやはり限界がある。“飲む・打つ・買う”の“打
つ・買う”を除くと、
おそらく幾ら使ったって毎日100 万円は使えない。“飲む”だけでは、身
体を壊して終了だ。
だから金持ちは“打つ・買う”をしないとカネがなくならないわけだが、豪邸を建てて、高級
車を何台も買ったりすれば、そりゃもう何億でも使えるだろう。だが人はその贅沢の極みを実行
すれば、さて一生の内に最大で幾ら使えるのだろうか? 100 億? 200 億?

サラリーマンの一生の稼ぎは、2 億円とか3 億円とか言うんだっけな。それでこういう生活は
不可能に決まっているし、もちろん当方も「幾ら使えるのか?」の心配は、まだまだ掛かるこども
の学費の算段に忙しいわけで、反対の意味になっているわけだが(笑)、世界の投機マネーって
いうのは、ちょっと想像を絶する凄まじい事となっている。

現在、全世界の「実体経済」の規模はGDP 総額で推定5000 兆円。だが「投機経済」の規模
は、一説には「投機マネー」約1 京5000 兆円+「金融デリバティブ」約6 京円=約7 京5000
兆円と言われている。すなわち、実体のない「投機経済」が「実体経済」の15 倍まで膨張して
いるわけだ。
博打のカネなんていうのは、カジノのチップと同じでリアルマネーなのかどうかも判らんわけ
だが、
〇実体経済より膨れ上がったカネがうごめく現在の金融市場は、果たしてまともなんだろうか?
〇マネーが「物品+サービス+資産」の合計であると仮定した場合、そのマネーは本当に何かを買
える価値があるのだろうか?
〇世界中の物を全部買っても余るんじゃないだろうか? では、それは本当にマネーなのか?
〇世界の金融資産は、ほんの数%の人々に集中している状況で、彼らはそのカネを実態経済の中
で使い切れるのだろうか?
〇使い切れないカネなら、それはカネなのか? それともただの権力なのか?
そういう風な疑問が、次々と湧き上がってくるわけだ。
そんな中で、キプロスはロシアンマフィアのカネに25%の課税をする事にしたわけだが、早
速続いて今度はスロベニアがそうなると市場で懸念されている。
経済学者ではない当方にはうまく説明は付けられないが、結局のところこういう問題が次々と
出てくるのは、根本に「実体経済以上に大きくなってしまった投機マネーは、一体何の役に立つ
のか?」、「実際には使い切れないほどのマネーを持つだけの人々が、世界の支配者ヅラするの
は、果たして良いことなのか?」、「カネは便利に使ってなんぼのもので、カネに使われる今の
市場経済はおかしいんじゃないのか?」という事ではないかと思う。
キプロスで銀行員が「職場を守れ!」とデモをするのも自由だが、元々金融業が国の主要産業で
あるシステムになってしまっていること自体、完全に“カネの奴隷”になってしまっているよう
な悲哀を感じるのは、果たして当方だけ?
金融立国なんていうのは、単なる幻想で、カネ自体は何も生み出さない!
日本・大阪堂島でコメ先物市場が世界に先駆けて始まったのは、それが生産・流通に寄与する
ものだったからだ。よって投機・ヘッジは悪ではないが、実体経済よりも大きくなってはいけな
い!
まあ、そんな事を考えながらも相場世界に身を置き続けているのは、500 円の何が入っている
のか判らないランチより、1 個500 円の梅干しを「すごいだろ!」と言いながら喰う身分になりた
いと思っているからだ。我ながら一貫性の欠片もなく、喰いもんには卑しいわけだ(笑)



〔貴金属〕
(プラチナ/コーン/大豆/ゴム/原油/ガソリン/灯油/ドル/円/ユーロ/円)を読むには⇒コチラ[PDF]

〇東京金日足
…削除済み…
今週の金の値動き
      4 月限(当限)  前日比  2 月限(先限)  前日比
3 月25 日     4,908    -6     4,922    -9
3 月26 日     4,852    -56     4,874    -48
3 月27 日     4,869    17     4,887    13
3 月28 日     4,864    -5     4,881    -6
3 月29 日     4,832    -32     4,849    -32

金相場は、先週号においては『円安での急騰相場、ドルベースでの急落を経てもみ合い相場に
移行した相場が立ち直るとした場合、まずはドルベースの反騰がきっかけとなるだろう。それは
1620 ドルをオーバーした場合に起きると思わる。買いトレンドの発生はそこからで、それまで
はもみ合い継続であろう
』とコメントした。
今週の相場展開は、NY 金の伸び悩み&円安の一服が重なり、再び4,800 円台半ばまで下落。
安値は週末に4,842 円まであった。

キプロスショック後に記録した4,858 円(3/18)→戻り高値の4,979 円(3/21)まで戻して
いた相場だが、今週はその安値を割り込む下落である。チャートの格好としては、あまり良く
ない姿であり、短期的にはW トップを打ったような形である。
もしも戻りの倍返しの下げならば、121 円戻したのだから、4,858 円-121 円=4,737 円が目
標値となるが、さて?
いずれにせよ、為替相場は現在、レンジ相場に入ってしまっているわけで、またNY金も1620
ドルオーバーは実現していない。よって買える相場ではないという見方なのだが、かと言って積
極的に売りで取れる相場とも思えないので、しばらくは様子見しかあるまい。何かが出るまでは、
じっとチャンスを伺う態勢が良いだろう。


なお一代の動きは以下のとおり。

東京金一代の動き
        始値        高値        安値        現在値
2013年4 月 4,307  4 月25日  5,069  2 月7 日 3,886  6 月4 日 4,832
2013年6 月 4,023  6 月27日  5,068  2 月7 日 3,940  7 月24日 4,833
2013年8 月 4,224  8 月29日  5,873  2 月7 日 4,166  9 月3 日 4,834
2013年10月 4,404  10月29日  5,077  2 月7 日 4,330  11月6 日 4,840
2013年12月 4,519  12月25日  5,081  2 月7 日 4,502  12月25日 4,844
2014年2 月 4,759  2 月26日  4,979  3 月21日 4,683  3 月4 日 4,849

〇NY 金日足
…削除済み…
週末3/29のNY市場は、グッドフライデーでの休場。

チャートでは、1554.3 ドル(2/21)と1560.4 ドル(3/8)でW 底形成の格好に見えるが、一
方で上値も1619.7ドル(2/26)と1616.5ドル(3/21)でWトップと言えなくもない。
ともかく1620ドルが明確な上値抵抗線であるため、これを超えないと買いトレンドの発生に
ならない。…中略…

なおIMF の統計によると、ロシアの2 月末の金準備は前月末比6.998 トン増の976.952 トン
となった。また、トルコの2 月末の金準備が前月末比5.574 トン増の375.731 トンとなったほ
か、カザフスタンやベラルーシ、キルギス、ウクライナなども2 月に金準備を増やしたことが
判明。またすでに韓国中銀は金準備を2 月に約20 トン積み増したことを公表している。
このように、金の買い手は現在、各国の中央銀行である。特に新興国が買っている状況だ。
だがこれが直接、相場に影響を与えるのかどうかはまだ不明。

またCFTC発表の3/26現在のファンドのポジションは、…中略…

3/28現在でのETF残高は、…中略…

結論として当方の相場観は、完全に伸び悩みの相場となっている。まだ買いトレンドは発生し
ていないが、かと言って積極的に売る相場とも思えないため、しばらくは様子見である。4 月相
場で変化が出るのかどうか?


このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。
内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。
(当たり前ですが念のため)
ひげの中ちゃん相場情報
中田幸一郎
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