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ひげのなかちゃん 商品市況日々雑感

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商品市況展望 
平成25 年4 月7 日記

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日銀金融緩和策 英紙「革命始まった」 FRB 内賛否
産経新聞 4 月6 日(土)7 時55 分配信

【ワシントン=柿内公輔】黒田東彦総裁率いる日銀が決めた大規模な金融緩和策について、海外でも反響が
広がっている。「革命」と報じたメディアがある一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)など各国の金融当局
では政策への影響を含めて、賛否両論が交錯。「黒田ショック」が世界を走った。

「日本で金融革命が始まった」。こう1面トップ記事で掲載したのは5 日付の英紙フィナンシャル・タイム
ズだ。「世界の中央銀行で最も慎重」とみられていた日銀が、力強い成長と物価上昇を取り戻すため、「ほかの
中銀を先導しようとしている」と指摘した。社説でも「日本の金融政策は20 年間失敗を重ねてきたが、黒田
総裁が最初の金融政策決定会合で大変革を起こした」と高い評価を与えている。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も東京の特派員発の記事で、「日銀の政策において歴史的な変革だ」
とする市場関係者の見方を紹介。4 日のニューヨーク市場では日銀の決定に驚きの声が広がったが、「2 年間
で2%の物価目標は非現実的」(債券運用世界最大手ピムコの幹部)と危ぶむ見方もあった。

FRB の次期議長の呼び声の高いイエレン副議長は4 日のワシントン市内の講演で、「(日銀の緩和策は)完
全に理解でき、適切だ」と全面的に支持。アトランタ地区連銀のロックハート総裁も講演で、世界の景気回復
に役立つと評価した。ただ、ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は「日銀の緩和で、FRB も(米国債購入な
どの)量的緩和を続けるべきだと圧力を感じる必要はない」と米メディアに指摘。世界的な緩和競争にくぎを
刺し、FRB 内で受け止めが割れた形だ。

欧州では、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に批判的なドイツのショイブレ財務相が、日本は構造
改革の必要性を認識しているはずとし、「金融と経済の変革の代わりに金融政策を用いるのなら、われわれは
誤った道を進む」と懸念を表明。4 日に金利の据え置きを決めた欧州中央銀行のドラギ総裁は「全容を見極め
る」と日銀の動向を注視する姿勢を示した。



今週の相場の動きは、まさに大波乱の展開であり、この「黒田ショック」を受けて為替はあっという間に4 円以上も円安が進み、日経平均は1,000 円高、商品相場の大暴騰の展開であった。
まさに「革命が始まった」ような状況である。

特に国内金相場は、この“日銀金融政策決定会合”の前までは4,621 円(前日比103 円安)まで急落していたものが、発表後から急騰を開始して、あっという間にそこから4,770 円まで149 円の大暴騰。翌日には4,869 円まで更に99 円上げた。都合248 円の上げである。
だが週末の後場は、米雇用統計の発表を控えて一転急落し、4,797 円までの下落と高値から72 円下げた。
しかし、その米雇用統計の数字は、非農業部門の増加が前月比8 万8000 人増と、9 ヵ月ぶりの10 万人割れの大幅悪化となった。市場はこれに対し、“米国の金融緩和も継続されるだろう”と考え、金の夜間取引では更に170 円高の大暴騰。高値は4,974 円まで記録である。
つまり4 日の安値4,621 円→4,974 円まで、すでに353 円の上げとなっているわけだ。

一口に350 円と言うが、これは1 枚=9 万円の証拠金に付き、35 万円の値動きである。10 枚=90 万円なら350 万円、100 枚=900 万円なら3500 万円の値動きだ。
もしも4 日の安値で金を100 枚=900 万円買った人が居るとすれば、現時点で利食いをすれば4400 万円になって戻ってくるという話だ。(売りから入った人は、当然の如く追証攻めで、とっくに踏まされているだろう)

まさに凄まじいとしか言い様がないわけだが、日銀総裁が白→黒に変わった事で、まるでオセロゲームのように盤面は一気に変わったわけである。
世の中というものは、どんな政策でも“儲かる人と損する人”が居るわけで、また儲けや損に関係なくても“主義、主張に異論がある”のが常であり、マスコミは必ず賛否両論があると言うものだ。
だが少なくとも米国政府は、この「日銀の国債買いオペ」には大賛成だろう。マスコミは日本国債の残高を、必ず“借金”だと言って危機を煽ってきたわけで、国債買いオペに対しても「そんな事をして、金利が上昇したら大変なことになる」と言っていたわけだ。しかし今回のこの政策で、長期国債の金利はまた大幅に低下した。
それも当たり前の話で、個人の借金とは違い、自国通貨で発行する日本国債は、政府がカネを刷ったらチャラになるわけだ。ギリシャやジンバブエとは全く違う。日本国民にとっては、国債は借金ではなく、債権なのである。

だが国債を保有している銀行は、国債が日銀の買いオペをする事で、手元に現金が積みあがってしまう。良い投資先があればいいが、こうなると安心して買えるのは米国債などの外債ぐらいだ。アメリカにしても米国債を売りさばかなければならないから、特に日本に買ってもらいたいわけだから、結果としてこの日銀の金融政策には大賛成という話になるわけだ。
この買いオペの副次効果で、円安も進行するだろうが、米国内でも反対するのは自動車産業くらいのものだろう。どうせ政府は円高になろうが、円安になろうが、TPP をやろうが、「日本人はアメ車がもう好きじゃないから買わない」事くらいは知っているだろう。自動車よりも、米国債を買ってもらいたいと思っているに違いない。


〔貴金属〕
(プラチナ/コーン/大豆/ゴム/原油/ガソリン/灯油/ドル/円/ユーロ/円)を読むには⇒コチラ[PDF]
〇東京金日足
…削除済み…

今週の金の値動き

    4月限(当限) 前日比 2月限(先限) 前日比
4月1日    4,826    -6    4,844    -5
4月2日    4,781   -45    4,798   -46
4月3日    4,710   -71    4,724   -74
4月4日    4,757    47    4,770    46
4月5日    4,789    32    4,797    27


金相場は、先週号においては『完全に伸び悩みの相場となっている。まだ買いトレンドは発生していないが、かと言って積極的に売る相場とも思えないため、しばらくは様子見である。4 月相場で変化が出るのかどうか?』とコメントした。
今週の相場展開は、週前半は軟調な動きとなり、4 日の「日銀金融政策決定会合の発表」までは
急落で、4,621 円までの下落となった。しかしここから相場は一気に反転し、あっという間に
150円ほど上げてプラス圏へ。翌日も高騰して高値は4,869円まで記録だが、後場は米雇用統計
発表前の利食い売りなどを受け、下落。
これだけでも凄まじい動きだったのだが、冒頭のコメントのとおり、米雇用統計の悪化を受け
て円安&NY 金高が進んだ夜間取引では、なんと前日比170 円高の大暴騰。結局は、4 日の安値
4,621 円→4,974 円まで、すでに353 円の上げとなっている。
さてチャートでは、4,979 円(3/21)→4,621 円(4/4)まで358 円の暴落を演じた相場が、
黒田ショックであっという間に”往って来い“の相場となったわけである。…中略…
仮に1 ドル=100 円、ドルベース1600 ドルまであったと仮定した場合、
1600 ドル×100 円÷31.1035=5,144 円(国内換算値)となるわけで、結果として4 日の発表前
が絶好の買い場だった模様だ。
後になれば誰にでも言えるが、…中略…

なお一代の動きは以下のとおり。
東京金一代の動き
        始値        高値        安値        現在値
2013年 4月 4,307   4月25日 5,069  2月 7日 3,886   6月 4日 4,789
2013年 6月 4,023   6月27日 5,068  2月 7日 3,940   7月24日 4,782
2013年 8月 4,224   8月29日 5,873  2月 7日 4,166   9月 3日 4,784
2013年10月 4,404  10月29日 5,077  2月 7日 4,330  11月 6日 4,787
2013年12月 4,519  12月25日 5,081  2月 7日 4,502  12月25日 4,792
2014年 2月 4,759   2月26日 4,979  3月21日 4,621   4月 4日 4,797

〇NY 金週足
…削除済み…
週末4/5のNY市場は、前日比23.5ドル高の1575.9ドル。米雇用統計の悪化とドル安を受け、
一気に買われた展開である。
ここでドル安とコメントしたが、この日のドル/円は97.66円と前日比1.37円の円安であり、
それではドル高なのでは?と思う人もいるかもしれないが、ユーロ/ドルではドルも安くなって
いたわけだ。
今週は週足チャートをアップしたが、前日までは崩れの様相を示唆しており、もしも1520ド
ル台を割り込むようなら、1350ドル辺りまでの下げは十分に有り得る格好だった。
…中略…
なおソシエテ・ジェネラルのアナリストが2 日に発表したリポートでは、金が『バブル』の
状態にあると指摘、米経済成長の改善で当局が緩和措置を緩めるため、今後はいわゆる弱気相場
に向かうと予想していた。
また、世界最大の金ETF "SPDR Gold Shares"の保有残高は3 日時点で1206.22 トン。昨
年12 月7~10 日時点に過去最多(1353.35 トン)を記録して以降、長く減少傾向が続いている。
これはつまり、専門家も金には弱気している中で今回の雇用統計での上げが来たわけで、東京
は円安要因が大きかったが、NY 金もプロの買い遅れが表面化して、これが一気に反対方向に動
くようなら、国内金相場のような急騰を引き起こす可能性も否定できないだろうと見る。
なおCFTC発表の

4/2現在のファンドのポジションは、…中略…

4/5現在でのETF残高は、…中略…

結論として当方の相場観は、このまま国内相場は新高値更新まで舞い上がる可能性が高いだろ
う。またNY 金も弱気観測だった反動が出る可能性が高く、金相場はスパイラルな上昇局面入り
した可能性が高いかもしれない。


このレポートは、私が個人的な判断で書いたものです。
内容の責任はすべて私に帰するものですが、取引に対する利益を保証するものでは在りません。
(当たり前ですが念のため)
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中田幸一郎
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